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はじめに
今回のブログはあくまでも筆者の個人的な見解です。
不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんがその点はご容赦願います。
テストエンジニア
筆者がIT業界在籍時に担当していたテストエンジニア。
別名テスターやデバッガーとも、日本語で第三者検証業務とも言われています。
テスト業務は大量のテストケースをテストするものですが、スケジュールの都合上実際に何万件もテストしなくてはならなくても重要な項目を抽出して実施していたのが実態です。
もしかしたらすべてテストしているプロジェクトがあるのかもしれませんが…
ですが、世の中効率化待ったなしの状況です。
そんな影響が大いにありそうなものについて個人的に考察してみました。
AIの導入
そもそも、全くの新製品等ではない限り過去のテストケースを流用・修正して実施しており、大まかにみるとほぼ同じことを繰り返す定型作業の典型的なものではないでしょうか。
いま話題のAI(人工知能)は定型作業に最も適しており、テスト業務はまさしくこれにあてはまるものと断言できます。
海外への業務委託
これは実際にプロジェクトの中で経験があります。
さほど重要でないテストケースは海外(中国)に業務委託していました。
プロジェクト開始時は日本で実施していましたが、次期製品からは海外委託になりました。(それが原因か不明ですが品質が低下したとのユーザーからの評価が増えた)
それ以外ではヨルダンや韓国で開発→日本でテストというものもありました。
コスト面を考えれば特段日本でテストすることにこだわる必要は無くなってしまいますよね。
結果は…
2.人が余る
3.人が減らされる
1.効率化が進む
正直なところ、テスト結果の品質はテスター個人の力量に左右されるといっても過言ではありません。
ぶっちゃけ、そのプロジェクトのためにしか集められないSESテスターなんかより、過去のバグを学習して分析できるAIのテスターの方が断然正確かつ効率的だと思いませんか?
極端な話、何か月も計画やテストしていたプロジェクトが一瞬で終了できる可能性があるんですよ。
こんな超絶すごい効率化が近い将来可能になるのなら断然AIの方が信頼できますよね。
しかもコスト面でも圧倒的に有利。
2.人が余る
効率化されれば人手が必要なくなるので10名でテストしていたものが全く必要なくなるわけですから人が余りますよね。
3.人が減らされる
人が余れば当然、人が減らされる段階になります。
当然のように一番立場が弱いSESから影響を受けるのは火を見るより明らかです。
でも、SESだけに影響があるとは到底思えませんよね?
そうです、SESより商流の上位に位置する1次請け、果ては元請けにまで影響が及びますよね。
SESを奴隷のごとく違法労働に従事させている立場の人間も危うくなること間違いなし。
IT業界はジリ貧
IT業界やテスト業務が今すぐ無くなることはないでしょう。
でもよく過去を振り返ってみてください。
インターネットが発達したのはここ20年くらいの短期間ですよね?
ガラケーからスマートフォンへの進化も10年くらいの短期間ですよね?
このような事実を見せつけられてAIが発達しないという保証はありません。
むしろ当時より高度化した情報化社会ではもっと早く進化を遂げると予想できます。
そんな状況下ではテスト業務に携わる多くの関係者のお先は真っ暗です。
こんなテスト関係者はヤバい!
ケースその1
筆者がテスト業界入りのきっかけとなったブログ主、40歳、正社員。
一次請け(筆者は関わったことはないがテスト業界では有名)、リーダーはやりたくない、現場の異動は嫌。
現在は一次請けで安定していると言っているが、テスト業界なんてAIの影響を真っ先に受けるのに何を呑気なこと言っているのやら…
テスト業務しか仕事したくないと超限定的な仕事選びしているけど大丈夫か?
ケースその2
筆者と一番長くコンビを組んでいたSES、44歳、契約社員。
やたら常駐先での常駐歴の長さを自慢して社員より詳しんだぞ風を出していたけど年齢的にIT業界でも他業界でも正社員は無理っぽい…
サーバーの監視業務が決まったって喜んでいたけどそれ、全くスキル付かないよ…
今どうしているんだろう?
まとめ
AIの普及は加速度的に進むはずです。
単なるSESテスターでは真っ先に切られること間違いなし。
スキルアップしてもAIの前には太刀打ちできないでしょう。
現役SESテスターの皆さん、AIを管理する立場になれるように頑張るか、他業種への転換を真剣に考えておく必要がありますよ。
IT業界以外にも定型業務のホワイトカラー全般に影響が及ぶのは間違いないです。
それでもあなたはIT業界や定型作業のホワイトカラーを選びますか?
将来を見越して常に準備を怠らないことですね。
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