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このブログを始めて通算100記事目ということで、原点回帰のSESネタを久しぶりに投稿します。
IT業界最後の常駐先も違法行為だらけだった
ちょうど一年前の2020年6月1日、IT業界のSESとしては最後となる常駐先での作業がスタートした日です。
以前にも投稿したことがありますが、この常駐先も【事前面接】【偽装請負】でした。
事前面接
エンジニアスキルシートなる自社書類を提出し、普通の就職面接と何ら変わらない、職務経歴やわが社にどのような貢献ができるかなどを事細かに聞かれました。
SESが永遠の就活生かよ、と言われる所以ですね。
もちろん事前面接は違法行為です。
正当な派遣契約でも禁止されている行為ですが、準委任契約でこれやったら完全アウトなはずなんですけど、なぜか当たり前のように実施されました。
労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。
偽装請負
◎契約書:自社(SES会社)の営業担当者
◎常駐先での運用:常駐先のプロジェクトリーダー
派遣契約であれば、契約書の指揮命令者は常駐先のプロジェクトリーダーとなっていなければなりません。
よって、疑う余地もなく偽装請負ですね。
さらに、以下の行為も常駐先管理となっていました。
◎口頭やチャットによる具体的な作業指示
これらすべてを常駐先から行う場合は【派遣契約】を結んでいなければならないはずです。
さらに【常駐先】ではなく【派遣先】となっていなければなりません。
準委任契約では単に場所を借りているだけで一切の雇用関係はないにもかかわらず、実質派遣扱いとされるのがIT業界における最大の問題点ですね。
IT業界の将来
まずは違法行為を一掃すること。
今までやってきたからは通用しません。
それから今話題のAI(人工知能)
まさにいま、IT業界で開発・テストが行われているはずです。
自分たちが関わったプロジェクトの成果物によってSESの大半の作業そのものが自動化されるのではないでしょうか?
筆者自身はテスト業界にいましたが、すでにテストの自動化というものは行われていました。
正直、テスターの質によってバグの検出率や質がまちまちなので、いっそのことAIで置き換えてしまった方が品質が向上すると思います。
まとめ
まとまりがなくなってしまいましたが、ひとつ言えること。
違法行為が蔓延するIT業界から脱出して本当に良かった。
これに尽きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!!