これはA社からV社に派遣されていた時のお話です。
V社所属として品川にある某大企業に常駐していた時(いつも通りの偽装請負)、プロジェクト発注元の課全体の飲み会が頻繁に開かれていていました。
会費5,000円はとても安い?
単なる数合わせなのかもしてませんが請負業者であるV社にも飲み会開催の案内が来ていましたが会費を見てびっくり。
最低5,000円からなんですよ。
これでも安い店を見つけたと言っていましたが…
品川という立地条件からあらゆる物価が高いので相場としてはその程度なのでしょう。
また大企業の正社員という立場からすると大して懐も痛まないし安いのでしょう。
発注元と下請け(孫請け)の経済格差をリアルに感じさせられました。
底辺テスターには高額すぎる
当時時給1,100円の底辺テスターにとってはとんでもない高額です。
時給を5時間分持っていかれるなんて考えると参加するには躊躇せざるを得ませんでした。
生活はかなり切り詰めていて、毎日自作弁当と水筒持参で節約して生き永らえていましたからね。
5,000円もあれば1週間分の食費を余裕で賄えることができますよ。
ペラペラの肉3切れだけ
筆者はお酒が全く飲めず、飲み会嫌いで速攻欠席で返事をする人間です。
現場に入って最初の忘年会だったので顔見せのつもりで仕方なく参加したのですが、ありつけたのはペラペラの肉3切れだけでした。
その日は定時間際に発注元から作業を指示されて(請負で常駐しているのでダメなことですね)参加したのは飲み会開始から1時間遅れということもあったのでしょうがペラペラの肉3切れではねえ…
有名芸能人やスポーツ選手のサイン色紙がたくさん飾ってあったので有名なお店だったのもあるのでしょうが会費5,000円も払ってこの有り様。
楽しいはずの場でものすごく悲しい気持ちになったことは忘れられません。
所詮は底辺請負テスターの宿命なのか、話しかけられることもなくただの空気と化して地獄の1時間。
あまりにも悲しくなって席を外して違うフロアでスマホをいじって時間をつぶしていました。(席を外していても誰にも気づかれなかったYO…アハハ)
まさに罰ゲームともいえる体験談でした。