テスト初日から終電の洗礼を受けました。
09:00[出勤]→16:00[テスト開始]→終電24:00[テスト終わらない]こんな感じのサイクルでした。
以前にも書きましたが、開発側の当日の作業が終わらないと16:00から本テストが開始できなかったのです。
開発側の皆さんは毎日徹夜されていたようで本当にかわいそうでした。
フロアの窓のない片隅に追いやられて毎日怒号が飛び交いパワハラ地獄そのもの。
なぜ毎日終電なのか?
複合要因ですが、
- 試作機が足りない
- テストケースが無い
- 指揮命令系統が滅茶苦茶
- テスト側が開発側の言いなり
試作機が足りない
テスター30人くらいに対して試作機が10台くらいしかなく、その中でまともに動作するのが3台しかなかった。
それを請負会社間で使いまわすというルールがあったため、あっち行ったりこっち行ったりでものすごく非効率。
テストケースが無い
テストケースが無いので何をテストしていいのかわからない。
どんなテストをするべきなのかテストチームのリーダーが把握していない。
結果として意味もなく終電まで残る羽目になる。
指揮命令系統が滅茶苦茶
テストチームのリーダー以外にもなぜか他の請負会社から作業命令が下される。
請負会社間はそれぞれ別の集団として常駐先に入っているので縦も横もつながりが全くあってはいけないのに平気で無茶ぶりをしてくる。(大抵は自分たちがやりたくない面倒な作業)
テスト側が開発側の言いなり
開発側リーダーがテストチームリーダーの上司であったため逆らうことができず何でも言いなりのイエスマンに成り下がっていた。
リーダーは請負会社に丸投げするだけなのでどんな無茶ぶりも受け入れていた。
※両リーダーとも常駐先企業の社員。開発側リーダーは独裁者そのもので、まさに恐怖政治。威嚇、恫喝などの言葉の暴力のオンパレード。PMも開発側リーダーと恐怖政治のコンビネーションを見せていた。
※開発メンバーの方たちは本当に大変そうでした。毎日徹夜が続いて耐え切れずに居なくなるメンバーがあまりにも多く、週が変わるとリーダー以外のメンバーが丸ごと入れ替わっていることもありました。
とにかく何も準備ができていなく、行き当たりばったりだったため何もかも制御不能で滅茶苦茶な現場でした。
あと、とにかく終電まで残れという暗黙のプレッシャーと雰囲気が覆っていたため、先に帰るという選択肢もありませんでした。